10月30日(土)
山里の生活には地域の自然を巧みに活用して生活する知恵がたくさんあります。
地域に自生するオカメササを使って大きなざるや籠を作り、多くの家で干し物やちょとした入れ物として日常的に使われてきました。 しかし、現在ではプラスチック製品がとって代わってほとんど使用されなくなり、これを作る方もいなくなっています。
当NPOは、こうした山里の伝統の技を継承するため、毎年オカメササ籠作り講習会を開催してその普及継承に取り組んでいます。
この日の参加者は28名で、前日に役員が用意した材料のオカメササを使っていざ自分ごとの籠作り。 指導するNPO役員から作業手順の説明を受け、行程図面を見てもなかなか思いどおりに進みませんが、親切丁寧な指導があってほぼ全員が自分なりのオカメササ籠を完成しました。
昼には熱々の猪鍋が振舞われ、山里の秋の景観を楽しみながらのお弁当。 帰りには大切な自作のオカメササ籠とハヤトウリなどのお土産。 天気は快晴、参加者は笑顔っぱいの秋の一日となりました。
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